あいのりバスプロジェクト 2012年度 秋号

― 活動を終えて ―

2012年11月23日

執筆者 篠原健太

関西学院大学教育学部 2回

 活動内容

15日 午前
気仙沼市にある蔵内漁港にて
⑴ワカメ養殖の種付けのためののれん作り
⑵のれんの元になる延縄作り
⑶すでに種付けされたワカメののれんの雑草除去
という3つのチームに分かれ、漁港の漁師さん達に方法を教えてもらいながら活動。

午後
気仙沼市 二十一浜にて、海岸清掃。
海岸に漂着した流木、レンガ類、不法投棄されたごみ等を拾い集めた。

16日  午前、午後
前日に引き続き二十一浜にて海岸清掃。
この日はKRA(気仙沼復興協会)の方々(東北の高校生、関東からのボランティアさん達)と一緒に活動。
9時から15時ぐらいまで清掃活動し、まだまだ細かい流木や漂着物、ごみ等はあるが、
浜の景観はすごく綺麗になったよう感じる。
KRAのボランティアさん46人との共同作業だった。


 感想

今回のボランティア活動を終え、自分としては「漁港の漁師さん達と再会、交流でき、その人達の為に活動し、力になれた」ということがまず一番大きかったように感じます。
今年の夏期休暇中に今回の活動地である蔵内漁港を訪れ、ボランティア活動をし、その際に交流した漁師さん達が自分のことを覚えてくれていて、「おかえり」と言葉を掛けてくれたこともすごく印象的でした。

今回の活動である養殖業の準備は漁港の漁師さん方にとって本当に大切な作業で、ワカメ養殖の基礎となるのれん作りや延縄作りを自分たちボランティアに任せてくださり、一緒に作業させていただけることがとても嬉しく、そして本当に貴重な経験だと実感しました。
また海岸の清掃活動も、沿岸部に住む漁師さん方や住民の方々にとって「浜」は特別な場所であり、その場所の清掃に携わることができることが本当に嬉しく、そして綺麗になった浜を見て、嬉しそうにして下さった現地の方々の姿を見て、少しながら力になることができたのかな、と感じました。


被災地の現実は、やはり実際に自分の足で被災地を訪れ、自分の目で見て、現地の方々と交流し、ともに復興活動に励んでみないと感じられないものだと思います。
だからこそ、現地を訪れ、そこで出会った仲間や現地の方々と同じ時間を共有することが大切なのかな、と思います。
今回のあいのりバスでのボランティア活動を通し、漁港の方々や現地住民の方々、他団体のボランティアさん等、多くの人達と同じ経験、時間を共有できたことをとても嬉しく感じています。

まだまだボランティアニーズはたくさんあります。
支援のかたちはたくさんあるはずです。
関西の学生の1人として、これからも活動を続けていこうと思います。

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